とにやんのらーめん食べ歩き日記

2003年07月03日

とにやんがらーめんにはまったわけ

 とにやんがらーめんにはまったわけは、うまいらーめんにであったのがきっかけだ。どんな人が何でこんならーめんつくったの?どうしてこんな美味しいらーめんがつくれるの?これよりもっと美味いらーめんがあるんちゃうの?こんな素朴な疑問から、らーめんの魔力にはまっていってしまった。その魅力たるや抜けれんです。

 さて、そのきっかけとなったお店はどこか。そのお店を知っている方は、旧HPからの常連の方か、はたまたとにやんを良くご存知のかただ。

 そのお店の名前は、「春木屋」。昭和30年代にらーめんブームがおこり、荻窪はかつてらーめんの黄金郷(エルドラド)と呼ばれていた。荻窪といえば、丸信・丸長系の総本山があることでも有名だが、漢珍亭、二葉、春木家、まる家などの老舗が多い。最近では、二郎の進出などこってりギトギトがありえないこの界隈に殴り込みをかけるなど新しい流れができてきている。


 その中でも、春木屋といえば、その代表格でかつては、はとバスのコースにもなっていた。当時の勢いはないかもしれないが、常にお店の外には、30人以上のお客さんがならんでいる。

 このお店へと久々に向かった風の強かった日であったので、お客さんは居ないかとおもいきややっぱり並んでました。

 しばらく並び店内へ相変わらず魚系の芳しい匂いが食欲をそそる。ここのらーめんは、他の荻窪店より高い。当時から回りのお店より高いがその分、食材をしっかり良いものを提供している。お店の外でらーめんを注文。絶妙なタイミングでオーダーをとりお客さんを待たせないところは、経験のなせる技だ。


 相変わらず、シンプルなみためどこぞのラーメン屋と全くかわらない見た目。しかし、一口スープを啜るとそのうまさにびっくりする。この日も久々に訪れたが、期待は裏切らない。麺もうまい。えーかんじですよ。

「春木屋理論」というのがあります。変わっていないがゆえに変化し向上しつづけることをさしてます。お客さんに相変わらずうまいね。といわることがいかに難しいか。作り手が向上し挑戦しているからこそ、お客の側は「相変わらずうまいね。」との返事が口をついて出てくる。作り手が変わらない(挑戦してる)からこそ、変わっていることになる。ふかいなーと。ビジネスの世界でも同じ事がいえるのではないか。

春木屋
最寄駅: 荻窪  
住所: 東京都杉並区上荻1-4-6
TEL: 03-3391-4868
営業時間: 11:00~21:00  
休日: 水曜
メニュー: 中華そば750円 ワンタンメン1150円 
チャーシューメン1250円

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2003年06月17日

住宅街にあるらーめんや

掲示板の書き込みで、きよかずさんが、阿佐ヶ谷にあるらーめんやを紹介してくれた。そのお店に行ってみようと先日たちよった。そのお店は、JR阿佐ヶ谷駅から、しばらく歩き、商店街とは、まったく無縁の住宅街に突然現れるらーめんやだ。

お店に行くまえに、HPをちぇっく。口上が最初に述べられている。とにやんの最初の感想は、自分で自分のらーめんをこれだけほめているHPもあまりない。とにやんは、おもった。よっぽどの「勘違いなお店」(いわゆる能書きばかりが店の前に多く実際はうまくないらーめんやか、「確たる自信のあるお店」のどちらかだろうと。

 そのらーめんやの名前は、「みさき」だ。半分不安が残りながらも、早速、地図を握りしめて、現場へと急行する。結構、駅からは、離れている位置にある。少なくとも人通りの多い商店街からは、最低でも5,6分は、離れているか。このお店は、概観は、非常に落ち着いている感じだ。派手な看板があるわけでもなく、「味で勝負しているぞ」との意気込みがかえって、派手さがないゆえに、とにやんには、心意気がよくみえてくる。

 さて、店内に入るとお蕎麦屋さんのような感じのする店内。この住宅街にはぴったりな質素な雰囲気。お店には、3人の店員さんが。とにやんは、一日30食限定のさざえ飯と醤油ラーメンを注文。しばらくして、サザエ飯が。おーこれがさざえめしか。なるほど。面白い、ご飯は、磯の香りが高く食欲をそそる。うまい具合に、サザエの殻にたかなを入れて、上手に飾りつけもしている。ここのさざえは、伊豆大島よりの直送だそうだ。一口ご飯をぱくり。う~ん。口の中に磯の香りがふわっと広がる。なかなか美味しい。

さー。メインディッシュであるらーめんが目の前に。あっさりかんじのらーめんだ。スープをすする。なるほど、あっさりとしながらもあきさせないらーめんだ。最近は、無化調のらーめんやが増えているが、傾向としては、このらーめんもそうだろうか。素材を大事にし、その味を引き出すためのスープ作りをしていることが良く分かる。住宅街にあり、地域の人たちが気軽にしかも、毎日たべてもあきない、ついつい食べてしまう。お店によってしまうらーめんだ。しかしながら、インパクトがあるわけではない。ゆえに、このらーめんは、かつての日本経済のような右肩上がりの急激な曲線を描くことはないかもしれないだろうが、じっくりと持続的な発展を遂げ、継続的に地域から愛されるらーめんやとなるのではないかと感じる。広い層(特に、30代後半の人たちには受けるあじかもしれない。)に受けいれられる味だ。特に、女性にもこの優しい味は、うけいれられるかもしれない。
このスープは、麺とのマッチングもなかなかよい。チャーシューもなかなかだ。つけ麺がたべたくなってきたなぁ。今度は、つけ麺をたべてみるかな。
ここを紹介してくれたきよかずさんに感謝感謝!



らーめん みさきHP

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2003年03月12日

寒い夜は、濃厚な一杯で体も心もホンワカ

新規店1軒
 はらへった~。今年のある日、友人にあった後に、らーめんが食べたくなり、前々から気になっていたとんこつのうまい店といわれるあの杉並区のあの店へ愛車“幸せの青い鳥 ブルーバード”に乗り込みむかった。

 最近は、一蘭の六本木店を皮切りに、現在までに都内に4店舗が進出してきている。これらのお店を筆頭にとんこつの有名店が続々東京へ東京へと進出する大きな流れが出来ている。とんこつブームが久々に再熱しそうな勢いだ。

 一方、迎え撃つ東京産の博多らーめん。金太郎@足立などの濃厚ならーめん店を筆頭に臨戦態勢だ。その東京産の博多濃厚らーめん店の1つが、これから訪れるお店である。

 そのお店は、南阿佐ヶ谷にあり、青海街道沿いの上りの側にある。このあたりは、駐車場がみつからない。(すぐにはみつからなかった。)とにやん、大胆にも青海街道沿いのお店の前に車を横付け。(あらら。じゃまだよ。じゃま。よいこの皆さんは、まねしないように。)

 車から降りて、目の前には、今日の目的地「萬福本舗」がある。このお店は、とんこつのお店だ。店内は、あの芳醇なとんこつのかぐわしい香りが店内一杯に充満している。幸いにもとにやん以外誰もお客さんはいない。まず、この香りは、合格。(しかし、このにおいが嫌いな人もたくさんいるだろう。)早速、お店のご主人に「らーめん+味玉」を注文。もちろん麺は、バリカタで注文。

 このお店は、奥さんと二人三脚でお店を切り盛りしているようだ。店内の厨房もとにやんの好きな「丸見えのリングサイド」でその仕事振りが見えて非常に楽しい。さてさて、らーめんがでてきましたよ。あったかならーめんは、単なる濃厚というより、見た目「ヘビー級」の濃厚さだ。博多の濃厚ならーめんにひけはとらない。まず、スープをすする。いや~。濃厚。濃厚。とんこつだよ。これぞ。とんこつ。

 
 金太郎@足立をおもいだしますよ。いーですよ。しかし、濃厚さでは、魁龍@ら博の骨粉が下にへばりついている久留米らーめんにはかなわへんが、かなりいいせんいってるで。

 麺をすすると博多らーめんのスタンダード。細めんストレート。麺の中心がしっかり残りまわりは、もっちりしてる感じだ。うまいっすねぇ。
 一杯を食べ終わったときに、博多にいるのではないかと錯覚してしまうほどだ。01.9にオープンしたばかりのお店だが、これからの活躍が楽しみなお店だ。


萬福本舗
最寄駅: 南阿佐ヶ谷  
住所: 東京都杉並区阿佐谷南3-2-3  
TEL: 03-3392-2892
営業時間: 11:30~14:00、18:00~24:00、土11:30~24:00、日11:30-22:00  
休日: 月曜・祝日定休
メニュー: とんこつラーメン580円など

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2003年03月03日

自分流のスタイルで高みを目指す環七のらーめんや

新規店1軒

 おーぉぅ。さむぃぃー。こんな夜は、おいしいラーメンが食べたくなりますねぇ。
仕事が終わりおなかがすいたので、ここへとむかった。
最近は、すっかり、味が落ちたといわれる環七周辺のらーめんや。一昔前は、らーめんといえば、環七、荻窪が東京におけるらーめんやのメッカといわれていた。
 現在は、一時の勢いもなく味が落ちたといわれている。たしかに、そういう傾向は、否めないが、その中でも、かなりハイレベルなお店がオープンし復活してきていることも確かだ。

 その中でも特においしいお店といわれるらーめんやが環七から一本入ったさみしい道沿いにお店にできている。そのお店は、杉並にある。

 お店の名前は、「地雷原」。このお店は、昨年の4月にできたばかりのお店だ。

概観は、らーめんやと違って、スナックだ。看板をみると「我流旨みそば」とかかれている。「へぇ~」ととにやん。いままでとにやんがたべあるいてきたらーめんやのお店とは、概観の雰囲気とは、まったく違う。らーめんやというより、スナックと勘違いしそうだ。どんぶりのマークがなかったら、らーめん屋と気がつかない。


 さて、店内にはいる。店内は、ジャズが流れ、アメリカののん兵衛とジャズのメッカニューオリンズを彷彿させる。席は、10席ほどのカウンターのみだ。入った瞬間にわかったことは、このお店のご主人は、おいしいラーメンを提供するのに、お客さんの目が行き届く範囲の大きさにしたんだろうということが用意に理解できた。

 なぜなら、とにやんの好きな敷居の低いカウンターに席がすくないのは、客側からも厨房がのぞけて、作り手の仕事が見え緊張感が保たれる一方、作り手側からみるとお客さんの反応が手に取るようにわかるからだ。とにやんがおもむろに席につくと、ちょうどよいタイミングでお客さんに水を出しメニューをきき、程よい時間帯でらーめんがでてくることからもそのことがいえる。
 
 とにやんは、ビール+チャーシュー、玉子、メンマのつまみにらーめんを注文。でてきたつまみに目を奪われる。これは、うまいだろう。あぶったチャーシューと調理技術の高さが伺える味玉。期待大だ。チャーシューを一口いただくと、こくがあり、口の中で、ふわっととける。これは、うまい。たまごは、どないかな。ぱくり。う~ん。うまいなぁ。メンマもこりこりしておいしいでっし。さー。肝心のらーめんだが、ここのらーめんは、無化調だ。通常、無化調は、パンチがない。どうしても、化学調味料をバシバシいれているほうが、味が濃く出る。ここのスープをすする。パンチは、やはり、強くないが、このどんぶりのそこに流れる主張は、十分伝わってくる。動物系と魚系のスープだ。動物系は、丸鶏やとんこつなどを使用。魚系は、いわしの焼き干しなどだ。醤油は、ベルギーのエシャロットや鷹のつめなどで香りをつけた風味豊かな醤油を使用。非常に調和のとれたらーめんに脱帽。ここまで、完成された無化調は、すばらしい。
 入り口の看板にあるとおり、「我流旨みそば」は、これからも自分の主張を120%追求し、更に高みは高みへと飛翔するだろう楽しみなお店だ。


我流旨味ソバ 地雷源
最寄駅: 方南町  
住所: 東京都杉並区和泉1-39-10
営業時間: 12:00~15:00、18:00~22:00  
休日: 金曜
メニュー: 我流旨味ソバ(醤油)700円 
潮の旨味ソバ(塩味)700円 
肉ソバ(醤油か塩)950円 つけソバ(醤油)780円

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投稿者 toniyan : 12:17 | コメント (0) | トラックバック

2001年06月28日

老舗の味にたんのうし、がんこな味に深さをしり、学習院下の牛骨の味に唸るTONNY

6月28日(金)昼夜新規店3軒
 もう毎日暑っい~。梅雨の季節にもかかわらず、雨ふらんなぁ。このままいったら、水不足になるんちゃうかなぁ。ダムの水大丈夫やろか。水不足になれば、当然ラーメンも食べれへんやろなぁ。そんなことも考えたくなるくらいのへんな梅雨だ。異常気象やな。エルニーニョ-現象となんとか現象の2つが日本を襲っているらしいで。
 さて、そんなことを思いながら、今日は、みょ-に支那そばを食べたくなる。「こんなあっついとやるきなくなるんやなぁ。仕事が。(「いつもちゃうんかっー」とどこからか突っ込まれそう。)やはり、午後からの仕事を気合を入れてやるためにもうまい支那そばをくわんといけんな。これは!」こんなことを思いながら「どっか老舗でいったことないところなかったかなぁ」と思う。あった!あった!いつも「たんたん亭系」のらーめんの話(例えば、かづや@目黒、りょうたん亭@杉並、八島@神田)の話はよくでてくるが、源(みなもと)の味をはずかしながら食べたことがない。(^^ゞポリポリ。今日は、行くしかないでしょ。たんたん亭@本家へ。
 場所は、浜田山。初めてこの駅におりたつ。その店は、商店街の中で、その確かな味と実力で長き時を着実に刻み味を後生に伝えている。この確かな味に魅せられた人達がそこで修行し、各地にお店を出している。
 お店の前でまず目に付くのが、抹茶色の生地に白地の文字の暖簾。非常に和風な趣があり、その支那そば店の風格さえ感じる。店内に入るとどうか。
「お~!厨房の中が良く見えるカウンター。すばらしい。K-1やプライドの試合をまさにリングサイドでこれから観戦するかの興奮さえ感じる。」このつくりをみて、「はは~ん。そうか。りょうたん亭@杉並は、このお店のコンセプトをそのまま踏襲したのか。」と改めてたんたん亭本店に感心する。
 支那そば+味玉を注文。仕事ぶりは、手早くそつがない。でてきたらーめんは、うまそうなシンプルな支那そばだ。丼からは、芳しいスープが香りかつ。まさに、たんたん亭。こくがありかつシンプルな醤油は、疲れた体を癒してくれるかのようだ。麺は、ほどよく固い茹でぐらいで麺ではうまい。チャーシューは、かめばかむほど味が出て味わい深い。その確かな味からは、手抜きの感じられない。しっかりしたチャーシューだ。やはり、ありがちな煮豚とは違う。「そりゃ。おめえ、なんだ。このスープに麺だったら、焼豚だろう!焼豚!」とチャーシューがTONNYに語りかけてくるかのようだ。それにしてもうまいなぁ。汗をカキカキしながら食べたい一品だ。老舗の味を堪能したひと時であった。
 夜、以前、メルマガのある読者の方からメールをいただいた。ちょうどメルマガ発行50号(2月21日創刊)を突破したときのことだ。その方からは、「ぜひ一度、がんこ16代と梅太郎にいってみて感想をきかせてください。」とのことであった。
 遅くなったが、メルマガ読者ご推薦のお店へと向かうことにした。最初に「がんこ16代@高田馬場」へと向かった。がんこ系といえば、最近では楓林@新小岩へいったことを日記で書いたが、やはり、がんこ一条流@総本家を筆頭とする味に、若者を中心として、いまやその魔力に取り付かれている方も少ないだろう。少なからずTONNYもがんこ系のお店は、東京都内だけだが、結構立ち寄っている。牛骨をベースとしてつくるその味は、味わい深い。がんこ系の特徴は、店先が黒い壁を基調として作られている。原則、お店には看板がでていない。開店しているときは、骨が店先にぶら下がっている。スープのできが悪いときは、定休日でもないのに休むこともある。がんこなまでに、自分のつくる味にこだわりをもって自分のステータスを護り続けている店だ。そのこだわりに惚れて、一見、その怪しげな店先には、若者を中心にその味を食べに列をなして並んでいる。
 さて、16代。説明は省くが、がんこの歴史において非常に有縁のある場所。ここで、若き店主がお店を構えている。高田馬場駅から少し離れている場所にそのお店はある。この店もがんこ系の例外に漏れず、黒を基調とした店構えに、開店の印である骨がぶら下がっている。
 ガラガラガラ……。戸をあける。席は、8席。唯一1つだけあいていた。お店のたての長さは、厨房と客席まで2メートルくらい。狭いところでは、1.5メートルくらいか。非常に横長で狭い。しかし、そんな店のつくりなど関係ないかのように、がんこな味に魅せられたお客さんが入っている。席につき「中間スペシャル+揚げ葱」を注文。さすががんこ。短時間で丼がでてくる。出てきた丼は、それほど大きくなく少し小ぶりか。まず、見た目おどろいたことは、チャーシューが他のがんことまったく異なる。他店は、煮豚であるが、ここのチャーシューは、違う。しっかりとした味だ。イメージとしては、麺一筋@水道橋東口店のようだ。このチャーシューは、がんこでみたことないなぁ。スープをすする。「んっ!あれ以外にアッサリしている。それに、味わい深いぞ。なんか味が違う。うまい!」麺もスープの熱さもTONNYにちょうど良い。しばらくすすり、海苔の上にのっていた揚げ葱をスープに浸す。そして、スープを口の中に。「…………。うまい。揚げ葱の風味。香り。がんこのスープとのこのマッチングは、すばらしい。」思わず、スープを全部飲み干す。いや~。うまかった。それにしてもがんこの味の奥深さをより知った一杯であった。
 次に、目白へ向かう。それにしてもラーメンはうまかったが、この暑さはたまらない。暑い上に、熱いラーメンを啜ると汗が止め処もなく出てくる。かなわんなぁ。目白駅を降りて、皇室の方々も通われる名門学習院大学の脇の坂をくだっていく。非常に環境のええ場所ですよ。並木道に、緑豊かな大学。しばし、大学の建物や高級マンションのそばを通る。結構歩いたなぁ。そうこうしているうちに、高級マンションの間に突然、下町にでもありそうな店構えの「梅太郎」へ着く。なんかこのミスマッチがええなぁ。
 店内に入ると「王様のブランチ」のレポーターと一緒に写っている写真などが飾ってある。「いらっしゃい」気さくそうな店主が声をかけてくる。すぐに席につき、チャーシューメンを注文。「へー色々メニューあるんやなぁ。ミニラーメン480円。ラーメン580円。それに、つまみもたくさんある。それも22品あるうちの半分以上は、500円以下という安さ。これは、夜になると常連さんで居酒屋状態になるんちゃうかなぁ」待っている間。店内も普通のラーメン屋と変わらんし、どんなラーメンがでてくるんやろ。楽しみにまつ。しばらくして、チャーシューメンがでてくる。見た目トンコツ醤油らーめんのようだ。スープを一口すする。「なんじゃこりゃ~。これは、牛骨か?食べたことのない味だ。非常にうまみのあるスープ。おもったよりしつこくなく味わい深い。(*_*) マイッタ」TONNYこの味に唸る。たぶん、牛を中心とするスープやろなぁ。贅沢な一品。メンは、中太の平麺の縮れ麺だ。麺を啜るとスープと麺が良く絡み旨い。チャーシューは、薄くスライスされた牛タンに近い味のように感じた。(牛タンらーめんというのもある。)これにもびっくり。時間がなかったので、足早にその場をたちさったゆえに、「TONNY‘S名刺」を渡すことができなかった。残念!こんどゆっくり立ち寄りたいものだ。
 それにしても、まだまだ、旨いラーメンというのは、存在するなぁ。一杯の丼の中に、作り手がいるだけの表現の仕方がある。作り手がいるだけの味がある。作り手がいるだけの苦労もあり、人生が存在する。そんなことを思いながら家路に向かうTONNYであった。

たんたん亭 本店  
最寄駅: 浜田山  
住所: 東京都杉並区浜田山3-31-4  
駅出て右、すぐ
営業時間: 11:00-20:30  
休日: 火曜


元祖一条流がんこ 十六代目
最寄駅: 高田馬場  
住所: 東京都豊島区高田3-22-12  
明治通りと新目白通りの高戸橋交差点を練馬方向へ橋を渡ってすぐ左側の黒いお店
営業時間: 18:00-24:00  
休日: 日月祝休


梅太郎
最寄駅: 目白
住所: 東京都豊島区目白2-4-10  
明治通り沿い、千登世橋より池袋より、西側
営業時間: 11-23  
休日: 日曜


2001年合計  139杯
2001年新規店  79杯
今月合計    23杯
今月新規店合計 16杯

2001年07月01日 19時15分41秒

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投稿者 toniyan : 22:42 | コメント (0)

2001年05月11日

はじめての方南町

5月11日(金)昼夜2軒うち1軒新規店
 今日は、お昼に、方南町にある「りょうたん亭」へ。このりょうたん亭は、たんたん亭系のらーめんだ。たんたん亭系といえば、浜田山にあるたんたん亭を総本山とする支那そばの名店だ。非常に魚の香りが芳しくスープを一口すするとすぐその系列のらーめんとわかる。
 このお店は、94年の創業。化学調味料は、使用していない。そのかわり煮干などで更にうまみがでるように工夫を凝らしている。
 店内に入るとこじんまりとしているが、落ち着いた雰囲気だ。なによりも私がこのお店を気に入ったのは、厨房とカウンターの仕切りが低いこと。ラーメン屋によって、奥まった場所に厨房があったり、敷居が高くて中が見えない場所があるが、ここの場所は、丸見えだ。敷居が低いと厨房でのご主人の仕事ぶりが良く見える。ご主人の仕事ぶりを見ることをTONNYは、ラーメン屋にいく1つの楽しみにしている。当然、このお店でもご主人の目の前にすわり仕事ぶりを目があくほどみていた。その仕事ぶりは、非常に丁寧でその誠実さと真剣さが伝わってくる。そのさまは、まるで、リングサイドで格闘しているプロレスラーかK-1の選手のようだ。その戦いの姿を私は、リングサイド越しのS席で座っているといったところか。飛び散るあせもこちら側に飛んでくるくらいの(実際はないが)臨場感がある。
 さて、そのリングで格闘してでてきたラーメンは、どんなものだろうか。一口啜る。やはりたんたん亭系の香りがほんのり口の中に広がり、うまみが「じわ~」とやさしく包む。しかし、すこし味が違うような。また、ちょっとほかのたんたん亭系と比べるとスープが薄目かも。ご主人に伺うとオリジナルとのこと。そっかー。ベースは残しつつ、独自にアレンジを加えてるようだ。チャーシューは、昔ながらのチャーシューのふちが赤みを帯びており、いまどきの煮豚とは、違う。やわらかいというよりは、かめばかむほど味わい深くなるチャーシューだ。いわゆる本当の焼豚(チャーシュー)。今は、やわらい煮豚がはやっているが、和風系には、やはり焼豚が良く似合うし、よくラーメンになじむと個人的は思う。
 さて、夕刻、仕事をしているとKから携帯に電話が。

K「飯食べない?」
TONNY「ええよ。」
夕刻、食事をすることに。ラーメンを食べたいとのことだったので、久しぶりにTBS近くにある「茂助@赤坂」へ。
 茂助は、ラーメン屋で修行した人達がお店を開いたわけではなく、カメラマンやデザイナーなどの異業種の人達の集まりでお店を開いた。ここは、OLの方が多いことでも有名だ。OLに人気のラーメンは、非常にあっさりしながらもコクがあり他ではなかなか味わえないオリジナルな味を提供してくれている。
 ここのスープの特徴は、トリプルブレンド。トンコツ系と煮干しなどの和風系とマグロから取ったスープの3種をブレンドしているのだ。めずらしいですよ~。フレンドをしている大抵のラーメン屋は、ダブルスープが主流だが、ここは、トリプルブレンドなのだ。しかし、当然ながら、この世界では、トリプルブレンドを作ることは、未体験ゾーンの領域だ。ゆえに、スープも最初は、安定することは、難しく開店してすぐに立ち寄ったが、味がそのたびに違っていた。体操で言えば、ウルトラCを越えてウルトラDの難易度なのかもしれない。
 今回は、どうかなぁ。Kとともに、お店の一番奥にすわりラーメンをまつ。でてきたラーメンは、山頭火ほどの器で女性にも十分食べれるだけの大きさとなっている。また、机の上には、紙エプロンがあり、女性にやさしいお店となっている。
 一口スープをすする。うまい!しかし、ちょと味が濃くなったんちゃうかなぁ。麺は、のど越しが非常によく麺とよく絡み非常に好み。あとキクワカメがあるのがいい。歯ごたえがよい。久々だったがうまかったっす。


りょうたん亭
最寄駅: 方南町  
住所: 東京都杉並区和泉4-48-15  
営業時間: 11:30-15:00、17:00-21:00  
休日: 火曜


らーめん茂助
最寄駅: 赤坂  
住所: 東京都港区赤坂6-6-4  
営業時間: 11:30-15:00、17:00-23:00  
休日: 土曜
2001年05月13日 00時43分10秒

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2001年04月26日

老舗中の老舗

4月26日(木)昼
 今日は、春木屋@荻窪だ。このお店に久しぶりに立ち寄った。このお店で私は、ラーメン道にはまってしまった。シンプルな中にあのうまみをどうやって出すのだ。こんなことから始まった。
 お店の前に立つといつもながら、春木屋独特のあのかぐわしい香りがぷ~んとかおる。ええなぁこの香り。いつきても心をくすずられる。このお店のおやっさんはすごい。「いつきてもここのお店の味は変わらずおいしいねぇ。」といわれると「にやっ」とくる。他の荻窪の老舗と比べると値段ははる。しかし、いつも良い食材をとの思いでお客さんに提供している。具は、どかっとのっているわけでもなく、特別見た目はどこにでもあるラーメン屋とかわらないかもしれない。だが、常に味に進化をさせ来店するお客さんの舌をあきさせない。老舗のお店が今も変わらず多くの人に支持されることは簡単なことではない。飽くなき挑戦、進化がなければならない。これがいわゆる春木屋理論だ。常に変化があるから、いつも変わらないうまい味だねとうならせることができる。
 これからもどんぶりを眺めお店の味に感服させてもらいたい。
2001年04月28日 22時02分12秒

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投稿者 toniyan : 22:42 | コメント (0)