とにやんのらーめん食べ歩き日記

2003年03月03日

自分流のスタイルで高みを目指す環七のらーめんや

新規店1軒

 おーぉぅ。さむぃぃー。こんな夜は、おいしいラーメンが食べたくなりますねぇ。
仕事が終わりおなかがすいたので、ここへとむかった。
最近は、すっかり、味が落ちたといわれる環七周辺のらーめんや。一昔前は、らーめんといえば、環七、荻窪が東京におけるらーめんやのメッカといわれていた。
 現在は、一時の勢いもなく味が落ちたといわれている。たしかに、そういう傾向は、否めないが、その中でも、かなりハイレベルなお店がオープンし復活してきていることも確かだ。

 その中でも特においしいお店といわれるらーめんやが環七から一本入ったさみしい道沿いにお店にできている。そのお店は、杉並にある。

 お店の名前は、「地雷原」。このお店は、昨年の4月にできたばかりのお店だ。

概観は、らーめんやと違って、スナックだ。看板をみると「我流旨みそば」とかかれている。「へぇ~」ととにやん。いままでとにやんがたべあるいてきたらーめんやのお店とは、概観の雰囲気とは、まったく違う。らーめんやというより、スナックと勘違いしそうだ。どんぶりのマークがなかったら、らーめん屋と気がつかない。


 さて、店内にはいる。店内は、ジャズが流れ、アメリカののん兵衛とジャズのメッカニューオリンズを彷彿させる。席は、10席ほどのカウンターのみだ。入った瞬間にわかったことは、このお店のご主人は、おいしいラーメンを提供するのに、お客さんの目が行き届く範囲の大きさにしたんだろうということが用意に理解できた。

 なぜなら、とにやんの好きな敷居の低いカウンターに席がすくないのは、客側からも厨房がのぞけて、作り手の仕事が見え緊張感が保たれる一方、作り手側からみるとお客さんの反応が手に取るようにわかるからだ。とにやんがおもむろに席につくと、ちょうどよいタイミングでお客さんに水を出しメニューをきき、程よい時間帯でらーめんがでてくることからもそのことがいえる。
 
 とにやんは、ビール+チャーシュー、玉子、メンマのつまみにらーめんを注文。でてきたつまみに目を奪われる。これは、うまいだろう。あぶったチャーシューと調理技術の高さが伺える味玉。期待大だ。チャーシューを一口いただくと、こくがあり、口の中で、ふわっととける。これは、うまい。たまごは、どないかな。ぱくり。う~ん。うまいなぁ。メンマもこりこりしておいしいでっし。さー。肝心のらーめんだが、ここのらーめんは、無化調だ。通常、無化調は、パンチがない。どうしても、化学調味料をバシバシいれているほうが、味が濃く出る。ここのスープをすする。パンチは、やはり、強くないが、このどんぶりのそこに流れる主張は、十分伝わってくる。動物系と魚系のスープだ。動物系は、丸鶏やとんこつなどを使用。魚系は、いわしの焼き干しなどだ。醤油は、ベルギーのエシャロットや鷹のつめなどで香りをつけた風味豊かな醤油を使用。非常に調和のとれたらーめんに脱帽。ここまで、完成された無化調は、すばらしい。
 入り口の看板にあるとおり、「我流旨みそば」は、これからも自分の主張を120%追求し、更に高みは高みへと飛翔するだろう楽しみなお店だ。


我流旨味ソバ 地雷源
最寄駅: 方南町  
住所: 東京都杉並区和泉1-39-10
営業時間: 12:00~15:00、18:00~22:00  
休日: 金曜
メニュー: 我流旨味ソバ(醤油)700円 
潮の旨味ソバ(塩味)700円 
肉ソバ(醤油か塩)950円 つけソバ(醤油)780円

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投稿者 toniyan : 2003年03月03日 12:17 | トラックバック
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