とにやんのらーめん食べ歩き日記

2003年07月03日

とにやんがらーめんにはまったわけ

 とにやんがらーめんにはまったわけは、うまいらーめんにであったのがきっかけだ。どんな人が何でこんならーめんつくったの?どうしてこんな美味しいらーめんがつくれるの?これよりもっと美味いらーめんがあるんちゃうの?こんな素朴な疑問から、らーめんの魔力にはまっていってしまった。その魅力たるや抜けれんです。

 さて、そのきっかけとなったお店はどこか。そのお店を知っている方は、旧HPからの常連の方か、はたまたとにやんを良くご存知のかただ。

 そのお店の名前は、「春木屋」。昭和30年代にらーめんブームがおこり、荻窪はかつてらーめんの黄金郷(エルドラド)と呼ばれていた。荻窪といえば、丸信・丸長系の総本山があることでも有名だが、漢珍亭、二葉、春木家、まる家などの老舗が多い。最近では、二郎の進出などこってりギトギトがありえないこの界隈に殴り込みをかけるなど新しい流れができてきている。


 その中でも、春木屋といえば、その代表格でかつては、はとバスのコースにもなっていた。当時の勢いはないかもしれないが、常にお店の外には、30人以上のお客さんがならんでいる。

 このお店へと久々に向かった風の強かった日であったので、お客さんは居ないかとおもいきややっぱり並んでました。

 しばらく並び店内へ相変わらず魚系の芳しい匂いが食欲をそそる。ここのらーめんは、他の荻窪店より高い。当時から回りのお店より高いがその分、食材をしっかり良いものを提供している。お店の外でらーめんを注文。絶妙なタイミングでオーダーをとりお客さんを待たせないところは、経験のなせる技だ。


 相変わらず、シンプルなみためどこぞのラーメン屋と全くかわらない見た目。しかし、一口スープを啜るとそのうまさにびっくりする。この日も久々に訪れたが、期待は裏切らない。麺もうまい。えーかんじですよ。

「春木屋理論」というのがあります。変わっていないがゆえに変化し向上しつづけることをさしてます。お客さんに相変わらずうまいね。といわることがいかに難しいか。作り手が向上し挑戦しているからこそ、お客の側は「相変わらずうまいね。」との返事が口をついて出てくる。作り手が変わらない(挑戦してる)からこそ、変わっていることになる。ふかいなーと。ビジネスの世界でも同じ事がいえるのではないか。

春木屋
最寄駅: 荻窪  
住所: 東京都杉並区上荻1-4-6
TEL: 03-3391-4868
営業時間: 11:00~21:00  
休日: 水曜
メニュー: 中華そば750円 ワンタンメン1150円 
チャーシューメン1250円

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投稿者 toniyan : 2003年07月03日 00:30 | トラックバック
コメント

1980年代の伊丹映画、「たんぽぽ」の舞台は春木屋でしたね~。私も荻窪の春木屋とか、丸福で高校時代(もう20年以上前になってしまったか。)ラーメンの美味しさを知ったクチでした。荻窪駅前、青梅街道沿いに美味しいラーメン屋が出来ていった歴史、詳しく知りたいですね。

春木屋も、一時は軽井沢銀座に支店を出してみたり、拡大に走った時期もあった様ですが、今はそれもたたんで、堅実経営に戻っている様ですね。

変わらぬ味で人気を保持し続けるのは、本当に大変なのだろうな、と思います。中野の人気店、青葉も最近は、一時期ほどの列の長さでは無くなっている様な気がします。夏になると、ラーメン屋の列は短くなるものとはいえ、ちょっと熱気が落ちた様な気配も。

話は飛びますが、青葉のある中野北口のラーメン街、「ふれあいロード」は、最近近くの商店街サンモール内に390円ラーメンが出店したことや、新規出店が近隣に相次いだ事などを受けて、激戦となってきている様です。人気の白河ラーメン南湖も、開店10周年で大改装を行い、一人客を扱い易いカウンターを増設しています。改装記念セールで、5日までは、ラーメン一杯500円。顧客満足度を上げる為の競争は当分続きそうですね。

Posted by: minami at 2003年07月03日 08:40

minamiさん
この界隈のお店の歴史を語ると少し長くなるので、今度あったときにもで、ゆっくりお酒でも飲みながらお話できればと思ってます。

青葉のことは、おそらく青葉の支店、インスパイア系(和鉄@蒲田)などのお店も以前より多く出来たことも1つの原因かと。

390円のらーめんやができたんですか?たぶん、日高屋ではないですか?食べたことはないですが、神楽坂にもありますし、いまいろんなところに増殖中です。

Posted by: toniyan at 2003年07月03日 12:13
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