かなりのらーめん店を食べ歩いているとにやんだが、まだまだありますなー。いろんならーめんや。(正確な軒数を整理せねば)
先日、個人的な用事があり、かなやんと墨田区へ。夕刻、腹減ったので、墨田公園の近くをとおるとなんとらーめんやがあるではないか。とにやんの〝らーなび〟にはまったくひっかからず、しかしその風貌は、下町の風情を感じるらーめんやだ。
このお店の名前は、「まくらばし」。ちょうど高速の下にお店ができている。このお店の店構えにひかれて中に入ってみる。中に入るとほっぺがピンク色のえ~味をだしているおやっさんが店を切り盛りしている。店内は、とんこつの香りがかなりする。よく見ると場所柄お相撲さんが多く来るようだ。店内には、お相撲さんの色紙がある。
おやっさんにお勧めをきいた。普通は、あまり失礼なので聞かないのだが、このお店の一番のものを注文した。
「おやっさんなにがいい?」
「なんでもうまいよ」
「うん。うまい中でもどれがいいかな。」
「それだったら、もつにらーめんだね。」
もつにらーめん。とにやんは、いままできいたことも食べた事もない。ちょっとびっくりした。それを二人とも注文。とにやんは、こいめ。かなやんは、あっさりを。
おやっさんがらーめんをつくっている間にいろいろきいてみた。
すると、すでにオープンして30ねんくらいたってるそうだ。麺も自家製麺。冬だと卵を練りこみ、この時期の夏には、山芋を麺に練りこんでいるそうだ。茹で上がるその麺を見ているとやや細めんの黄色い麺だ。うまそう。もつにらーめんは、みそがベースのようだ。
二郎のらーめんより濃そうなみため。おそるおそるスープをすすると。この味は、いままでに未体験。みその味は、前面に出てくるわけでもなく、もつにの旨みと出しの旨みがよくでていて、こってり好きには、たまらないだろう。かなりこい。とにやんには、ちときつい。あっさりめの方がいいかんじかな。麺をすするとかんすいくさくなく少しやわらかめの感じがまたよい。相当サービスしてくれたようで、おなかパンパンだ。ここは、隠れた名店なのかもしれない。
まだまだ奥深いな。らーめんは。本に掲載されているからといってらーめんは美味しいわけでもなく、掲載されていないからといってまずいわけでもない。行列がないからといって、まずいわけでもなく。行列があるからといってうまいわけでもない。マスコミに翻弄されてブームがよく形成されるがそんなことおかまいなしにかたくなに地道に、成長しつづけているらーめんやがある。
「おやっさん。常連いるでしょここのらーめんや。」
「おー。結構いるよ。このらーめんビールとあうんだよね。」
「たしかに。ビールが飲みたくなる。しかし、くるまで来ていたのでのめんな。」
お花見のシーズンは、朝の4,5時までやることもあるらしい。花火の季節が近いが、隅田川の花火をみたついでに、ここのらーめんを食べて帰るのもおつだなぁ。
まくらばし
最寄駅: 業平橋
住所: 東京都墨田区向島1-2-1
TEL: 03-3622-0876
東武線ガード下、墨堤通り
営業時間: 10:00~19:30
休日: 月曜
メニュー: もつラーメン800円 チャーシューメン700円など
ここのラーメンは「モツ煮込み」が好きな方にはたまらないでしょうね。他のラーメンを試してないから比較しようがないけど、新しい味です。天下一品の昔のこってり味・モツ煮込み版、というカンジでしょうか。体にはよかったみたいです。
でも、いちば~んおいしかったのは、ここのおじさんの下町ってカンジの満点のスマイルです♪
笑顔が満点。ほっぺがまっかっかで人のいいおっさんやったね。