6月28日(金)昼夜新規店3軒
もう毎日暑っい~。梅雨の季節にもかかわらず、雨ふらんなぁ。このままいったら、水不足になるんちゃうかなぁ。ダムの水大丈夫やろか。水不足になれば、当然ラーメンも食べれへんやろなぁ。そんなことも考えたくなるくらいのへんな梅雨だ。異常気象やな。エルニーニョ-現象となんとか現象の2つが日本を襲っているらしいで。
さて、そんなことを思いながら、今日は、みょ-に支那そばを食べたくなる。「こんなあっついとやるきなくなるんやなぁ。仕事が。(「いつもちゃうんかっー」とどこからか突っ込まれそう。)やはり、午後からの仕事を気合を入れてやるためにもうまい支那そばをくわんといけんな。これは!」こんなことを思いながら「どっか老舗でいったことないところなかったかなぁ」と思う。あった!あった!いつも「たんたん亭系」のらーめんの話(例えば、かづや@目黒、りょうたん亭@杉並、八島@神田)の話はよくでてくるが、源(みなもと)の味をはずかしながら食べたことがない。(^^ゞポリポリ。今日は、行くしかないでしょ。たんたん亭@本家へ。
場所は、浜田山。初めてこの駅におりたつ。その店は、商店街の中で、その確かな味と実力で長き時を着実に刻み味を後生に伝えている。この確かな味に魅せられた人達がそこで修行し、各地にお店を出している。
お店の前でまず目に付くのが、抹茶色の生地に白地の文字の暖簾。非常に和風な趣があり、その支那そば店の風格さえ感じる。店内に入るとどうか。
「お~!厨房の中が良く見えるカウンター。すばらしい。K-1やプライドの試合をまさにリングサイドでこれから観戦するかの興奮さえ感じる。」このつくりをみて、「はは~ん。そうか。りょうたん亭@杉並は、このお店のコンセプトをそのまま踏襲したのか。」と改めてたんたん亭本店に感心する。
支那そば+味玉を注文。仕事ぶりは、手早くそつがない。でてきたらーめんは、うまそうなシンプルな支那そばだ。丼からは、芳しいスープが香りかつ。まさに、たんたん亭。こくがありかつシンプルな醤油は、疲れた体を癒してくれるかのようだ。麺は、ほどよく固い茹でぐらいで麺ではうまい。チャーシューは、かめばかむほど味が出て味わい深い。その確かな味からは、手抜きの感じられない。しっかりしたチャーシューだ。やはり、ありがちな煮豚とは違う。「そりゃ。おめえ、なんだ。このスープに麺だったら、焼豚だろう!焼豚!」とチャーシューがTONNYに語りかけてくるかのようだ。それにしてもうまいなぁ。汗をカキカキしながら食べたい一品だ。老舗の味を堪能したひと時であった。
夜、以前、メルマガのある読者の方からメールをいただいた。ちょうどメルマガ発行50号(2月21日創刊)を突破したときのことだ。その方からは、「ぜひ一度、がんこ16代と梅太郎にいってみて感想をきかせてください。」とのことであった。
遅くなったが、メルマガ読者ご推薦のお店へと向かうことにした。最初に「がんこ16代@高田馬場」へと向かった。がんこ系といえば、最近では楓林@新小岩へいったことを日記で書いたが、やはり、がんこ一条流@総本家を筆頭とする味に、若者を中心として、いまやその魔力に取り付かれている方も少ないだろう。少なからずTONNYもがんこ系のお店は、東京都内だけだが、結構立ち寄っている。牛骨をベースとしてつくるその味は、味わい深い。がんこ系の特徴は、店先が黒い壁を基調として作られている。原則、お店には看板がでていない。開店しているときは、骨が店先にぶら下がっている。スープのできが悪いときは、定休日でもないのに休むこともある。がんこなまでに、自分のつくる味にこだわりをもって自分のステータスを護り続けている店だ。そのこだわりに惚れて、一見、その怪しげな店先には、若者を中心にその味を食べに列をなして並んでいる。
さて、16代。説明は省くが、がんこの歴史において非常に有縁のある場所。ここで、若き店主がお店を構えている。高田馬場駅から少し離れている場所にそのお店はある。この店もがんこ系の例外に漏れず、黒を基調とした店構えに、開店の印である骨がぶら下がっている。
ガラガラガラ……。戸をあける。席は、8席。唯一1つだけあいていた。お店のたての長さは、厨房と客席まで2メートルくらい。狭いところでは、1.5メートルくらいか。非常に横長で狭い。しかし、そんな店のつくりなど関係ないかのように、がんこな味に魅せられたお客さんが入っている。席につき「中間スペシャル+揚げ葱」を注文。さすががんこ。短時間で丼がでてくる。出てきた丼は、それほど大きくなく少し小ぶりか。まず、見た目おどろいたことは、チャーシューが他のがんことまったく異なる。他店は、煮豚であるが、ここのチャーシューは、違う。しっかりとした味だ。イメージとしては、麺一筋@水道橋東口店のようだ。このチャーシューは、がんこでみたことないなぁ。スープをすする。「んっ!あれ以外にアッサリしている。それに、味わい深いぞ。なんか味が違う。うまい!」麺もスープの熱さもTONNYにちょうど良い。しばらくすすり、海苔の上にのっていた揚げ葱をスープに浸す。そして、スープを口の中に。「…………。うまい。揚げ葱の風味。香り。がんこのスープとのこのマッチングは、すばらしい。」思わず、スープを全部飲み干す。いや~。うまかった。それにしてもがんこの味の奥深さをより知った一杯であった。
次に、目白へ向かう。それにしてもラーメンはうまかったが、この暑さはたまらない。暑い上に、熱いラーメンを啜ると汗が止め処もなく出てくる。かなわんなぁ。目白駅を降りて、皇室の方々も通われる名門学習院大学の脇の坂をくだっていく。非常に環境のええ場所ですよ。並木道に、緑豊かな大学。しばし、大学の建物や高級マンションのそばを通る。結構歩いたなぁ。そうこうしているうちに、高級マンションの間に突然、下町にでもありそうな店構えの「梅太郎」へ着く。なんかこのミスマッチがええなぁ。
店内に入ると「王様のブランチ」のレポーターと一緒に写っている写真などが飾ってある。「いらっしゃい」気さくそうな店主が声をかけてくる。すぐに席につき、チャーシューメンを注文。「へー色々メニューあるんやなぁ。ミニラーメン480円。ラーメン580円。それに、つまみもたくさんある。それも22品あるうちの半分以上は、500円以下という安さ。これは、夜になると常連さんで居酒屋状態になるんちゃうかなぁ」待っている間。店内も普通のラーメン屋と変わらんし、どんなラーメンがでてくるんやろ。楽しみにまつ。しばらくして、チャーシューメンがでてくる。見た目トンコツ醤油らーめんのようだ。スープを一口すする。「なんじゃこりゃ~。これは、牛骨か?食べたことのない味だ。非常にうまみのあるスープ。おもったよりしつこくなく味わい深い。(*_*) マイッタ」TONNYこの味に唸る。たぶん、牛を中心とするスープやろなぁ。贅沢な一品。メンは、中太の平麺の縮れ麺だ。麺を啜るとスープと麺が良く絡み旨い。チャーシューは、薄くスライスされた牛タンに近い味のように感じた。(牛タンらーめんというのもある。)これにもびっくり。時間がなかったので、足早にその場をたちさったゆえに、「TONNY‘S名刺」を渡すことができなかった。残念!こんどゆっくり立ち寄りたいものだ。
それにしても、まだまだ、旨いラーメンというのは、存在するなぁ。一杯の丼の中に、作り手がいるだけの表現の仕方がある。作り手がいるだけの味がある。作り手がいるだけの苦労もあり、人生が存在する。そんなことを思いながら家路に向かうTONNYであった。
たんたん亭 本店
最寄駅: 浜田山
住所: 東京都杉並区浜田山3-31-4
駅出て右、すぐ
営業時間: 11:00-20:30
休日: 火曜
元祖一条流がんこ 十六代目
最寄駅: 高田馬場
住所: 東京都豊島区高田3-22-12
明治通りと新目白通りの高戸橋交差点を練馬方向へ橋を渡ってすぐ左側の黒いお店
営業時間: 18:00-24:00
休日: 日月祝休
梅太郎
最寄駅: 目白
住所: 東京都豊島区目白2-4-10
明治通り沿い、千登世橋より池袋より、西側
営業時間: 11-23
休日: 日曜
2001年合計 139杯
2001年新規店 79杯
今月合計 23杯
今月新規店合計 16杯
2001年07月01日 19時15分41秒