とにやんのらーめん食べ歩き日記

2003年01月31日

かなやの会

 とにやんは、「メンズクラブ」という「らーめんをこよなく愛する会」を結成している。しかし、とかく異業種の老若男女の方がいて、皆忙しいので集まって何かすることは、ほとんどない。一緒にらーめんを食べて趣旨に賛同してもらえれば会員となる。特に会費などはなく、たまに、グループごとにとにやんが声をかけて食べに行くくらいか。

 また、いろんなところに顔を出しているとにやんんは、飲めるラーメン屋さんの会「のらさん」(会員番号NO5)にも所属している。最近めっきりご無沙汰だ。(ぼちぼちいきますんで。すんません。きしらさん!)
 これとは、別に今回「かなやの会」が結成された。かなやん、とにやんを囲む会という意味をこめて、minamiさんが命名してくれた。この会の主旨もおいしいらーめん屋でおいしいお酒を飲もうというものだ。
 実質の第一回は、谺@市ヶ谷で行った詳しくは、minamiさんのサイトをご覧ください。
 第2回の「かなやの会」は、「香名屋@歌舞伎町」へとむかった。都内4店舗。(←たぶん)本店は、参宮橋の日本蕎麦屋だ。麺には定評がある。また、日本蕎麦を彷彿とさせる味を提供していることでも有名だ。ここは、その支店にあたる。西部新宿駅から程近いそのお店は、入口が狭く「えっ!こんなところにラーメン屋あるの?」とおもう。案の定、minamiさん、かなやんも「えっ。ここですか~」とちょっとびっくりしていた。

 このお店は、入口は、狭いが地下にお店があり、中は結構広い。店内は、ラーメン屋というよりバーだ。最近は、バーのようなおしゃれなラーメン屋が増えつつある。一番奥のテーブル席に座る。まずは、乾杯し、よっぱーする。おつまみは、かもの燻製や黒豚の塩焼きなどなどを注文した。
 ここのお店は、なんとお酒は、ビール、サワー、それと焼酎しかない。しかも焼酎の種類が多いこと多いこと。森伊蔵、伊佐美、魔王などなど鹿児島などのお酒が勢ぞろいしている。

 今回は、焼酎は飲まずに、ビール、サワーのみで乾杯した。
肝心のラーメンだが、minamiさんは、特製ラーメン、かなやんは、黒豚ラーメン、とにやんは、前回ラーメンを注文したのでつけ麺をそれぞれ注文。
 しばらくすると先にとにやんのつけ麺がでてくる。麺をつけずに食べると腰のある麺と麺の甘味が口の中に広がる。スープに腰のある麺をつけて、勢いよく啜る。「ずずっずぅ~。」「うーん。うまいっす!」いわゆる、つけ麺独特の甘酸っぱく濃い味とは少し違う。らーめんと同じく少し甘みがあり、ラーメンのスープを少し濃くしたようなイメージだ。ラーメンのほうよりも、水で麺を引き締めている分、腰がある。あっというまにとにやんは、つけ麺を平らげる。うまかったぁ。麺を啜った後は、スープを足してもらいすする。これまたいい感じ。でも、好みは、ラーメンのほうかな。

 
 らーめんは、みりんを使用し、カツオ節、宗太節、鯖節を使用している。これはうまいぞい。これが一見あっさりに見えるらーめんに濃くと甘みを与えている。ここのらーめんは、チャーシューではなくて、黒豚をそのままのせている。これがなかなかおつだ。とにやんがたべあるいて他では味わったことのないなんともいえないうまみのあるスープだ。
 いつのまにやら、時間を忘れ、話に盛り上がってしまった。話の合間に、minamiさんの素晴らしい手品をみてもらって、二人とも目をまん丸して「なんでぇ~。どないなってんのぉ」とうなっていたことも合わせてご報告させていただく。
 帰るころには、お店の席がほぼ満杯になっていた。焼酎好きとらーめん好きにはたまらないお店だ。


香名屋(かなや)歌舞伎町店
住所:新宿区歌舞伎町1-26-2
営業時間:11:00~23:00
休み:無休
西部新宿駅から徒歩1分
メニュー:黒豚らーめん800円、特製らーめん900円他


 

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投稿者 toniyan : 12:15 | コメント (2) | トラックバック

2003年01月30日

まずは、ここから!

開拓店1軒。天気大雨

記念すべきリニューアルオープンの第一弾は、ここだ!
 豪雨の中、どうしても行かねばならぬ大事な用事があり、千葉の市川へと向かう。とにやん「お~。めっちゃ混んでるなぁ。まいったなぁ。」 家路に急ぐ、サラリーマンの車とともに、通常40分くらいで千葉へ着くのだが、2時間ほどかかってしまった。用事が終わったとたんに。「らーめんたべたーい!」とにやんはいつもこんなことを思っている。そうおもった瞬間に、とにやんの頭に搭載されている最新型の"カーナビ"ならぬ"らーナビ"が、千葉の未食店を一発検索。その間、わずか0.01秒。「よし!あそこへ行こう!」そう思い、とにやんの愛車"幸せの青い鳥"ブルーバードで松戸方面へ勢いよくハンドルをきる。

 そのお店は、松戸市の稔台にある昨年の7月にできたばかりの新しいお店だ。名前は、「麺屋 嘉夢蔵」。入口は、どこぞの飲み屋とさして変わらない。

麺屋 嘉夢蔵の入り口

 暖簾をくぐり、「こんにちは~」とにやんは、店内に入るとあらま。ガラガラやんけ。そう思いつつも、カウンターに座る。店内は、カウンターと座敷。この雰囲気を見るだけでも、このお店のコンセプトが見える。家族でもカップルでも友達どうしても、ゆったりとしてくつろいで欲しいとの思いが込められているように感じる。いまはやりの「スローフード」だ。このすぐ後に、最初に思った余計な心配は、あっというまに吹き飛ぶことになる。
 とにやんは、カウンターに座る。メニューを眺めていると、ニコッニコッとして笑顔が素敵なおばさんがとにやんに声をかけてくる。

おばちゃん「今日はね。あんまりお客さんが入ってないから、メニューにない特別メニューは、どう?太平麺っていうんだけど。」
とにやん「太平麺って何んですか?」
おばちゃん「うちの太麺とつけ麺に使う平麺をミックスしたもの。」
とにやん「一度に二度美味しいってことやね。おっ。それお願いしまっす!」

 まるで、とにやんがラーメニストとわかっているかのような応対。びっくり!非常に気さくで人懐っこいおばさんだ。こんなやりとりをする。ご主人は、ご主人でゆったりとしていて、とにやんとの会話では、しきりと「うちのお店ではゆっくりと味わって食べてもらいたい」といっていた。スローフードがコンセプトのようだ。そのことが後で明らかになる。

 豪雨でめげていたとにやんが、このお店にはいって会話をしたとたん、めっちゃほっとした。なんか家族と話している雰囲気を感じる。めちゃめちゃいいお店だ。
 ここのメニューは、細麺、中太麺、太麺、平つけ麺のほかは、お土産の肉まん、あんまんしかない。感心したのは、うちのは完全無化調(化学調味料が入ってないとの意味)と胸をはって、おばちゃんが述べていたことだ。無化調といいながら、完全でないところもある。しかし、ここは違う。
 食材もこだわっている。食材は、「千葉黒豚の会」より分けてもらっている種子島の黒豚や醤油も種子島のものをとりよせるなどだ。特に感心したのは、店内に、「お水は、セルフサービスでお願いします。店員を雇わない代わりに、より美味しい食材に資金を使いたいため(主旨)」と書かれている。恐れ入った。あくまでも美味しいものをできるだけ安くお客さんに提供したいとの心意気が伺える。
 さてさて、そうこうしているうちにらーめんがでてくる。見た目のスープは、普通の醤油ラーメンと何らかわらない。しかし、やさしい味わいだが、なかなかパンチもある。おっ。やっぱり麺がすごい!ふと麺これは、うどんを少し細くした感じ。ラーメン二郎くらいの太さは、あろうか。びっくりするのは、平麺。なんときしめんの3倍はあろうかという太さの麺に驚かされる。とにやんラーメン食べ歩きの人生ではじめて、意図せず麺を一本ずつ啜ることになる。
 麺の触感もいままでに体験したことのない歯ざわりとのど越しだ。もっちりという表現はありきたりであたらない。弾力がありしなやかな卵麺といったところか。スープは、やさしい味わいで麺、具とともどもに、ゆっくり味わい噛みしめれば、素材の持ち味が口の中に広がり、幸せな気分になる。
 最後に、雨の日にきてくれたサービスということで、平麺を水で引き締めたもにに、黄粉と黒蜜をかけた葛餅風のデザートも出してくれた。いや~。これもうまいねぇ。今日からはじめたとのこと。

  太平麺(裏メニュー)   葛餅風デザート

 帰り際、ご主人に2つ質問してみた。
 1つは、なぜ、こんな太い麺にしてんですかと。ご主人は、「いまは、とかく早く食べる人が多いでしょ。だから、ゆっくり味わってよく噛んでもらいたい。普通のラーメンだとすすってしまう。うちのは、その対極にあるのかもしれない。あれだけ太い平麺だとすすれないでしょ。」と。たしかに。2つ目は、「なぜお店の名前を嘉夢蔵」としたんですか?ご主人は、この質問を聞くと、「麺を良くかむ」でしょ。としぐさをしてみせた。とにやんは、「あー。だから嘉夢蔵(かむぞう)」と。とにやん爆笑。ゆっくりかむ食事でゆっくり味わってもらう。まさにスローフード。コンセプトとそのための具体的ならーめんができあがっているのだ。
 しゃれっ気たっぷりの人のいいご主人と笑顔の絶えない奥さんの二人三脚で開いているほっ~とするらーめん。そんならーめんやがここ稔台に誕生した。いつまでも美味しいらーめんを提供して欲しいものだ。そうおもいながら、”とにやん名刺”をお二人にお渡しし、「またきます!」と元気一杯に挨拶しながら、東京の家路に向かうとにやんであった。

麺屋 嘉夢蔵
住所:千葉県松戸市稔台63-19
営業時間:月,水-金17:45~20:00(夜のみ) 
土,日11:45-15:00(昼のみ)  
休日:火曜日,不定期に月2回水曜日、金曜日
メニュー:卵麺(細・太・平)800円 平つけ麺900円

 

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2003年01月29日

まずは、ご挨拶

 いやいやいや~。本当に久しぶりのらーめんblogのスタートですよぉ。とにやんですぅ。わくわくしますねぇ~。

 HPを手がけるのは、約1年ぶりですかねxぇ。旧HPは、1月23日でとまってました。汗)
 一時期更新を止めていた理由は、職場環境や身辺の変化などなどいろいろあったんですが、大きな理由の1つにリニューアルオープンするのに、"今までにないおもしろいHPをつくる為のソフトがないかな”と思っていたことがおおきかったです。
 そして、ついに、このblogと出会い、ラーメニストとにやんが、blogger(blogソフトを使う人をそうよぶ)として、ヨチヨチ歩きをはじめました。blogは、まだ、日本では黎明期なので、もしかしたら、ラーメニストかつblogerの最初の誕生かもしれませんね。(わくわく)
 このソフトの良いところは、掲示板とメールの中間といった性格をもっていて、双方向にやりとりができることと、掲示板に比べて、管理者側が非常に簡単に操作しやすいことから、このソフトに決定しはじめました。HPの飾りなどは、まだまだ、これから徐々にバージョンアップしていきたいと思ってます。
  HPの更新が滞っている間に、デジカメを購入して写真をコツコツためたりなど、東京を中心として合計800軒以上のお店を訪れることができました。結論として、やっぱり、らーめんは、おもしろい!!その人の人生が一球入魂ならぬ"一杯入魂"してるんですね。らーめん丼のスープの熱さより熱い店主の情熱が丼に注ぎ込まれているのがよくわかります。
 なお、旧HPと紙ベースで残っている記録は、順次このblogに移行していきます。また、できれば、とにやんラーメンデータベースもうまくこのblogに移行できればと思ってます。

とにやん


 

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投稿者 toniyan : 12:10 | コメント (4) | トラックバック