とにやんのらーめん食べ歩き日記

2001年04月17日

スープの三重奏

4月17日(火)昼夜2軒うち1件開拓店
 今日は、お昼に久々に三田へ。三田へいったというとたぶん「三田二郎いったんか?」と思われる方もいる人もいるだろう。三田=二郎が野球で言えば、150キロ台の剛速球のストレートとすれば、お昼に立ち寄った「ますたに@三田店」は、スライダーといったところか。インパクトの上で言えばやはり二郎だろう。しかし、ここのお店もならんでまっせ!15人くらいならんでました。二郎へ行くたびにここのお店は気にはなっていたがどうしても二郎にいってしまっていたので、今日は、グッと我慢しこのお店に挑戦してみた。
 この「ますたに」は、あの老舗「京都銀閣寺 ますたに」の本店が、東京進出したのためにだした2号店だ。残念なことに、京都でラーメンを食したことのあるお店は、「新福菜館」「第一旭」のみで、天天有やますたに本店などの有名店を食したことはない。(首都圏ではもちろん「天下一品」などのお店にいったことはありますが)
 一般的に京都といわれると関東では京風らーめんといわれ「味がうすい」とのイメージがあるが、実は、京都のらーめん日本屈指の濃厚ラーメンエリアに属しており非常にうまみのあるらーめんだ。京都のラーメンは、大きく分類して3種類ある。①見た目真っ黒のたまり醤油をつかったラーメン②鶏がらに野菜をたっぶりつかったドロンとしたスープ③鶏がらにびっしりと背脂を使ったもの。この3種類に分類されるだろう。どれもうまいっすよ。それで、今回のますたにのラーメンは、背脂びっしりの③にあたる。
 さて、行列の先頭にたち、しばらくして中に入るとすごい人だ。それも客層がサラリーマンOLが中心。やはりこってりなタイプが良いのだろう。ここの特徴は、注文時に麺の固さ、油のこさ、味のこさが指定できること。TONNYは、最初のお店なので「デフォルト」と注文。(しまった!)こんなことをいってもラーメニスト以外わかるわけない。お店のおばちゃんは、首をかしげていたので、「ぜんぶ普通で」と注文しなおす。出てきたラーメンは、日本橋店と同様にびっしり背脂だ。一口啜る。ややしょっぱいなぁ。もうすこしまろやかでもよいかも。食べ進む。麺は、やはり細麺のストレート。ねぎはやはり九条ねぎ。京都らしい。スープを少しずつのみ進めるとやはり日本橋店同様に、スープが音楽を奏でている。どういう意味かというと、ここのスープは3重層になっている。はじめは①背脂の甘味、②醤油のうまみ、③七味の辛さをともなううまみとなってる。これが「ますたに」の三重奏だ。しっかり導入部と最後が流れるような仕組みとなっている。個人的には、“らーめんのびっくり箱”と呼んでる。味の変化に3回驚かされるからだ。全体的にちょっと日本橋店と比べると味が違うかなぁと思うがおいしくいただけた。京都にいる方でますたに本店を絶賛しているかたがいるので、ぜひ一度本店に立ち寄りたい。
 さて、今日は、メンズクラブM副会長と一緒に「八島@神田」へ。最近、私よりラーメンにはまり気味のM副会長だが、八島にははじめてということなのでお供させてもらった。12チャンネルでまた八島がでてしまったので「もしかしたら混んでるんちゃうかなぁ」と心配した。たしかにお店について中に入ったときに、ほぼ満席だったがテーブル席が空いていたのですぐに座れる。おやっさんに聞くと混んではいるが、常連の方は、テレビが入るとちょっと遠慮してこないので帰って座れるとのこと。ありゃりゃラッキー。
 早速、ビールに餃子を注文、相変わらずうまいっすね。いろんな話をしながら最後に私は「塩つけ麺」M副会長は、「塩らーめん」を注文。ここで、おやっさんから岩のりをもらう。らーめんとつけ麺に入れて食べたがこれが歯ごたえ抜群でうまい。普通ののりよりうまいのではないか。あいかわらずおやっさんの研究熱には頭が下がる。M副会長も満足していたようでよかった。えがった。えがった。また、今日も勉強になったなぁ。


ますたにラーメン 三田店
住所:東京都港区芝5-25-9
営業時間:10:30~22:00
休日:日曜
2001年04月18日 09時48分23秒

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投稿者 toniyan : 2001年04月17日 22:42
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