とにやんのらーめん食べ歩き日記

2003年05月03日

ほっとするらーめんや

新規店1軒

 約1ヶ月ぶりのエントリーです。ごぶさたしてござりまする。身辺が少し落ち着きましたので、これからバシバシいきまっせ。
 
 世に「ほっ~とするらーめんや」が多数存在するが、その中でも際立って安心感を得るらーめんやがある。いままでの経験則からみるとやはり、
①郷愁を誘う。
②(①と関連するが)田舎の雰囲気がある。
③家族で経営している。
④高齢者がはつらつとらーめん作りに励んでいる。
⑤つくり手と客が家族的雰囲気にある。
などがその特徴だ。
このいずれの部分にも当てはまるらーめんやが東京世田谷区に存在する。

 そのお店は、梅丘駅の目の前に、こじんまりとして、確かな味で地域に根を大きく張っている。お店の名は、「白河中華そば 一番・胤暢番(いちばん、いちばん)」。お店の外から見ると、ご主人が表に背を向けて黙々と麺うちにせいを出し、麺に命を吹き込んでいる。その麺を創造していく様は、後ろからしか見れなかったが、気迫さえ感じてくる。
 一方で、店内に入るとなんともいえない違った雰囲気がしてくる。どこか見覚えがあるような田舎の雰囲気。麺を作るご主人とは対照的に、お店の注文、麺をゆでる人は、高齢者の方だ。(おそらく、ご家族だろう。)なんともアットホームなお店だ。


ここのラーメンの特徴は、白河らーめんだ。いわゆる「ご当地らーめん」。とらさんがつくった白河らーめんだ。「とら食堂」が有名だが、うまいらーめんをつくりたいとのここのご主人(二代目。一代目も現役バリバリで厨房にたっとりまする。)が一念発起して、とら食堂で修行したのだ。特徴は、麺が手打ち、チャーシューが炭火焼きなどの特徴がある。他にも白河らーめんは、南湖などが首都圏に何店舗かある。

 今日は、久々にかなやんと二人でらーめんを食べにきた。いつもは、とにやんが先行してらーめんの味・特徴を把握した上で一緒に行くのだが、今回は、とにやんも初体験のお店とあってわくわく感が今まで以上だ。

 さて、チャーシュー麺+餃子を注文。う~ん。魚をつかった和風白河新味650円もうまそうだ。 こんなときは、いっぺんに何杯もらーめんを食べる爆食系ラーメニストがちょっとうらやましくなる。
 しばらくするとらーめんがでてくる。見た目は、なんら普通のらーめんと変わらない。しかし、脂がピィーンとスープの表面を覆っている。うまそうだ。これだったら、スープの熱さが逃げずさめにくいはずだ。スープをすする。醤油が少しとんがった昔ながらの東京らーめんのやさしい味わいだ。パンチがあるわけではないが、スッキリして飲みやすい味に仕上がっている。白河中華そばの王道をゆく、鶏ガラベースの醤油味だ。こってり好きには、物足りなさを感じる人もいるかもしれない。


 麺をすする。これは、うひょひょひょひょぉ。おいしいでっすよぉ。この麺は、中太の平うちじれ麺。さすが手打ちだ。しかも、半透明の美しい仕上がりとなっている。麺は、ぷりぷりしていてとても美味しい。麺の太さに若干のばらつきがあることがかえって、丼からずるずるっと麺を啜るとスープが良く麺と絡んで美味しさが倍増する。この麺は、秀逸だ。

 チャーシューをガブリ。やわらかくとろけるチャーシューは、炭火で焼いてあることもあり、うまみがギュギュゥッと詰まっていて、口の中にそのうまみがふわぁ~んと広がる。これもまた絶品。たまらんちですぅ。また、訪れたいお店の1つだ。

白河中華そば 一番・胤暢番
最寄駅: 梅ヶ丘
住所: 東京都世田谷区梅丘1-32-8
北口の目の前
営業時間: 11:30~15:00、17:00~21:00  
休日: 無休
メニュー: 梅ヶ丘タンメン650円 中華そば600円 
つけめん700円 焼豚麺880円 など

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投稿者 toniyan : 2003年05月03日 00:00 | トラックバック
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