今一番、勢いのある札幌市内のらーめん屋の1つがこのお店だ。すすきのに滞在中常にいついっても長蛇の列。30人は常時並んでいただろうか。北海道の今回の最後の締めくくりはこのお店へなんとかいきたいとおもい、お店の開店と同時にねらいをさだめた。このお店は、1999年11月にオープンしたお店だ。
このお店の名前は、「欅(けやき)」。一番、のりにのってるらーめんやだ。その証拠にとにやん。このお店の開店5分前に余裕をかましていったが既に5人並んでいる。まぁ東京の行列店と比べれば普通だが、この勢いにいやがおうにも期待は高まる。
先頭は女性だ。前4人の人は、どの人も大きなかばんを持っている。やはり観光客が多いのかもしれない。しばらくして、店内へ。なるほど行列の1つの要因は、10席程度しかない。それにここすすきのは、札幌一の繁華街。少し並べば目立つ。ゆえに、それが評判を呼んで大行列となっていることも大きいだろう。
さて、肝心のらーめんだが、とにやんは、みそらーめんを注文。辛いラーメンも注目を引くが、やはりはじめてくる店に関しては、ベーシックならーめんをたべることが一番お店の特性がわかる。
らーめんがでてくる。なるほど。見た目は、普通のらーめんだ。スープを一口すする。あっち。味噌の味がうまい。スープとしては、とりたてて特徴があるわけではないが、味噌自体がかなりうまい。昔ながらの素朴な味噌味だが、パンチはしっかりある。麺はふと麺。スープとの相性はよい。しかし、大行列ができるまでの特徴は見当たらない。なぜだろう。
他店との差別化を図っているとも見えない。純連は純連とわかる味。桑名も桑名とわかる味。とにやんは、目隠しされてもすぐその味と変わるだろう。しかし、ここはどうかというとたぶん当てることはできないかもしれない。う~ん。もう少し時間があればそのなぞを解くことができるのだが、そこまで調べるための時間はなかった。タイムアップだ。推測するに「昔ながらの味噌ラーメンを提供するお店」なのかもしれない。
だが、1ついえることは、相当の戦略をねって、この場所を選んで望んだのではないかと推測される。「たかがらーめん。されどらーめん。庶民の味。らーめんをあのどることなかれ。」といったところか。
ラーメン行脚の旅IN北海道を通して、北海道のラーメンは、①濃い②熱いとうのが特徴だと実感した。東京でだべるらーめんよりある意味あったかさを感じた。北の大地北海道で育まれているらーめん。それは、北の大地という極寒の地域であるからこそ濃い、熱いらーめんが誕生したんやろなと改めて感じた。とにやんも北海道のラーメンより熱い情熱でさらに探求していきたいとおもった。
欅(けやき)
住 所 北海道札幌市中央区南6西3 睦ビル1F
電話番号 011-552-4601
系 統 札幌ラーメン
営業時間 11:30~15:00 17:00~翌4:00
日曜日11:30~翌1:00
休 日 年中無休
席 数 10席
駐 車 場 無し
メニュー 味噌ラーメン700円
北海道の札幌といえば、すぐに「ラーメン横丁」が浮かぶ。ラーメン横丁には、元祖ラーメン横丁と新ラーメン横丁がある。いずれもラーメン屋が多く入っている。いまでは、札幌中にこのらーめんの看板をみないところはないほどチェーン展開されて地域の中で根ざしているらーめんやがある。北海道全域でこのらーめんやを見かける。東京の新橋にも新しくこのほどオープンしたようだ。
そのらーめんやは、「味の時計台」。本店は、まさに時計台のところにあるようだが、今回は、新ラーメン横丁内のお店へと立ち寄った。
とにやん、正直らーめんのチェーン店には抵抗感がある。最初のラーメンを作った心意気が広まるにつれて味もだんだん本家のものが薄れていく傾向が高いからだ。
とにやんは、ゴマ殿と飲んだ後に、最近すすきの界隈で大行列ができている「けやき」というらーめんやによろうと思っていたが、入るまでに1時間以上待つことになりそうなこともあり、ゴマ殿おすすめの味の時計台によってみた。北海道全域で根付いているこのらーめんは果たしてどんな味か堪能してみることに。みそラーメンを注文。
早速出てきたラーメンは、見た目やはり冬の大地のラーメンらしく濃厚この上ない。スープをすする。濃いな。もう一口。うん。なるほど。そっか。
みそは普通。化学調味料がふんだんに使用してあり、味は濃厚でありそれなりだが、どうもまとわりつく調味料のべたつき感は、否めない。麺は、なかなか美味しいでね。ただし、関東の人間が北海道にいくと濃い味が気になるのかもしれない。北海道の方には普通のこさなのかもしれない。これは、若い10代にも人気があるかもしれない。そうおもった。