新規店1軒
え?こんなところにらーめんやあったかなぁ。そう思うくらい、最近のらーめんやの新店ができるスピードはすごいものがある。しかも、それがかなりのハイレベルで美味しいときている。少し見ないうちに様変わりしていることも多々ありびっくりする。とにやんの胃袋ではなかなか追いつかない。
このお店も2002.11にオープンしたばかりのお店だ。とにやんは、やはり、「え!こんなところにあったか?とおもったが、そうか!この界隈でらーめんやのキーステーションとなりえるな」ともおもった。
その場所は、神田。この名前で思いつくのは、水道橋方面にさぶちゃんや伊峡などがあるくらいかなぁ。たしか大勝軒(しかし、未食)もあると記憶したが。いちど、このあたりをぷらぷらしてみたが、らーめんやというよりは、とんかつや天丼など明治の学生がいるからだろうか。ボリュームがありかつ安いお店が多い。
このらーめんやの名前は、「一六堂」。神田にもお店があるらしい。ここのお店。地下にある。地下に下りるとすぐに券売機がある。
まず、表か裏かを選択。表とは、醤油。裏とは、とんこつのようだ。今回は、とりあえず、表を注文。席につきしばらく客層をサーチしていると結構年配の方から、若い人まで幅広い。なるほど、そうか。表のあっさり、裏のこってりで幅広い客層をターゲットしてるんだなということが良く分かる。常連の方だろうかお店の方に「今日もおいしかったよ」といっていた。う~ん。これは、期待大。わくわくしながら、らーめんをまつ。
しばらくして、らーめんが。んっ!これは、なんかどっかで見たことあるなぁ。そうそう。ちゃぶや@護国寺やはなび屋@新宿西口などのちゃぶ屋系とそっくりだ。あらま。びっくり。最近、美味しいお店を真似る新店も多いのだが、ここはどうか。
スープをすする。あー。味は、ちゃぶ屋系のらーめんとは明らかに違うな。もっとちゃぶや系の味は、甘味をともなうが、こっちのは、もっとあっさりしていて、ベースとなる醤油も違うようだ。揚げねぎが香ばしい。とにやんは、揚げねぎ好きなので。○です。麺は、どうか。平麺でうまいですね。こしは、ぼちぼち。大黒屋製麺を使用している。よくスープとのからみは普通。オプションで追加した玉子も味付けは良い感じ。結構おもったより、よくまとまってるなぁ。最近のお店は。う~ん。名前が売れて、行列のできるお店も常に変化の中で、発展していかなければおいて行かれるメガ・コンペティションの社会で例外ではなくなってきているのかもしれない。
神田、神保町界隈は、コンペがやはり激しいのですね。しかしそれが、うまい店を輩出することにもつながるのでしょう。この店も、行ってみたいなぁ。
神田で先日行った昭和3年創業のおでん屋、尾張家でご主人から聞いたのですが、神田には築地に移る前の魚市場がかつてあって、さらにお隣の秋葉原には青果市場(駅前で再開発中の広い空間ですね。)もあったので、日本で最も新鮮な食材がたやすく安価に手に入る場所だった様です。
それがゆえに、ここに集まる飲食店のクオリティも高くなり、お客さんの舌も肥えて、うまい店が増えたという....そんな歴史もある様ですね。うまくて安い神田は、B級グルメ天国と言えましょう。
このらーめんのよさは、しつこすぎない。だれからも好まれるあじかもしれません。ただ、1つ言えば、美味いといわれるらーめんやのいいところを寄せ集めているようにも感じます。ゆえに、オリジナリティーはないかなぁと。
はずれはしませんが、おどろきもありません。でも、いまどきの新店にあるように、新しいお店にしては、かなりレベルは高いと言うかんじでしょうか。いずれにしてもこのあたりにお店ができたことは、うれしいです。