とにやんのらーめん食べ歩き日記

2001年10月26日

夜の街六本木の活力をさらにヒートアップ

10月26日(金)新規店1軒
 金曜の夜、この街は、活気を帯びる。外人がどこからともなく現れ、夕方ともなるときれいなお姉さんたちが、街にあふれ夜をよりいっそう華やかに染める。この街は、六本木。いなかもののとにやんは、この街に降り立つことはあまりない。しかし、今日は少し興奮気味。六本木にあの九州の有名店が、東京の六本木に一号店をオープンさせたからだ。満を持しての東京への進出をしたのだ。しかし、なぜ、六本木という夜のあでやかな街へ進出したのだろう。疑問をもちながらそのお店へと向かう。
 六本木のラーメンといば、天鳳、大八(閉店?)赤のれん、ずんどう屋、よかろう、元祖恵比寿らーめんなど隠れたラーメン激戦区の1つだ。
 その地域に殴り込みをかけたそのお店の名前は、「一蘭@六本木」だ。お店の場所は、六本木の駅からほど近い場所にある。この一蘭。昭和35年に創業をした老舗中の老舗。しかも、日本初の会員制のラーメン屋とのこと。(現在はやってません。)また、とんこつにとんがらしの入ったはじめてのらーめんとしても有名。
 さて、入り口の券売機でラーメンの券を購入。このときに、麺の固さやスープの濃さ、脂の多さなどを紙に記入しておく。お客さんも20人ほど並んでいてしばらくまつ。店内には、「テレレ~レレ。テレレレレレ~。」と不定期にチャルメラの音がながれる。なんやろなぁと思って待っていると、とにやんの順番に。席につくとここのシステムが独特なことに気がつく。まず隣の席の人の顔が見られないように仕切りがしてある。また、目の前もすだれが下がっていて食べている顔がお店の人から見えないシステムとなっている。女性にとっては、食べている顔が相手から見えないことは、うれしいシステムかもしれない。以前、日記にこれからは、女性とお年寄りなどにやさしいユニバーサルデザインのラーメン屋がもとめられているのではないかとのことを書いたことがあるが、ただ、とにやんにとっては、作り手の気迫と思いがどのようにどんぶりに込められているか確認できないのでちょとさびいしい。なんかラーメン屋っぽくない感じがした。
 しばらくするとラーメンがでてくる。見た目は、非常においしそう。香りは、あのとんこつのあのにおいはほとんどしないとんこつライトな香りが鼻腔をくすぐり食欲をそそる。スープをすする。うまい!濃くと旨みが同居するすばらしい味だ。このスープの味に秘伝の唐辛子の味がくわわりこの店独特の味が口の中一杯に広がりさらにこの味を高めアクセントを奏でる。麺は、バリカタで注文していたので、博多独特のあの硬さのある麺を想像していた。しかし、とにやんの想像はおもいっきり裏切られる。麺をすするとなんともっちりしているのだ。これにはびっくり。今まで食べた博多の麺とは一味もふた味も違う。店内にチャルメラの音楽がよく流れる意味もわかった。替え玉を注文する際に流れる音楽なのだ。この麺を愛してやまない音楽なのだ。この音楽が鳴るたびにこの麺の味にうなりはまり替え玉を注文する人の微笑む顔が浮かぶ。(となりの顔は見えないが)うまかったなぁ~。思わずそう口をついて出てきてしまうとんこつだった。24時間営業のこのお店は、この街の熱さをさらにヒートアップさせて六本木の夜をエキサイトにさせる。

一蘭HP
http://www.ichiran.co.jp/

一蘭の地図
http://www.ichiran.co.jp/roppongi.html
2001年11月11日 20時49分26秒

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投稿者 toniyan : 2001年10月26日 22:42
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