6月6日(水)昼 新規店1軒
「どないしょ~。」TONNYは、銀座にあるネルソンラーメンの前に雨の中で一人立っていた。そのお店は、目立たない場所にあり住所を頼りいったがなかなか見つからずやっとのたどり着いたのだが、「数日間臨時休業」とのことであった。「昭和三十年代伝説の味 復活!」とのコピーに誘われいったものの、閉まっているとは、失敗したなぁ。近くには、大勝軒もあり久々に寄ってみるかなぁとも思ったが、銀座に「日向(ひむか)」というラーメン屋があるという情報も得ていたのでそこへ向かうことに。ただ、銀座2丁目から8丁目(勇の近く)へいくには、対角線上に銀座を歩いていくことになりかなりの距離がある。「まぁでも、雨の銀ぶらもええかな。」と思い、日向へ。
ここのお店は、実は居酒屋さんだ。表看板には、「魚がし 鈴屋」とあり夜には、「日向」から「鈴屋」へと変身するのだ。なんかさなぎマンから稲妻マンみたいやなぁ。(うぁっ!ごっつふるっ!)
さて、店内に入ると小さな居酒屋さんという感じ。そのような雰囲気にもかかわらず、店内には、女性客(OLさん)同士できている人が結構いてる。味に敏感な女性がきているということは、ラーメンの味に期待できる。店内を見渡すと娘さんがモデルと思われる絵が。また、「つばさ」と書かれた5重丸がついている習字が飾ってある。ご家族の愛情の表れがそこに垣間見える。アットホームな家庭なんやろなぁ。
さて、メニューは、地鶏らーめん(850円)がうり。あとは、黒豚チャーシューメン(1050円)の2種類。当然、居酒屋さんであるのでラーメン以外の鉄火丼(?)らしいメニューも。ここのすごいところは、無化調のラーメンだ。「へ~。」と思いながら、ラーメンが出てくるのを待つ。結構まったなぁ。TONNYの好きな仕事振りが見えるようなつくりにはなっていないが、調理場では、湯切りをする麺の音がこちらまで聞こえてくる。相当気合のはいった音だ。おそらく無化調なだけに、スープが繊細であるがゆえに、湯を十分切っておかないとうまみのあるスープが薄まってしまうのだろう。そんなかってなことを思いながらまっていた。
出てきたラーメンは、非常に澄んだ醤油だ。一口啜る。「あっ!結構熱いなぁ。このスープ。おっ!無化調の割には、非常に味がしっかりしていて地鶏のうまみがすばらしい。」何でも地鶏は、宮崎の高鍋の山で放し飼いにしているとご主人がいってました。自分で山をもって鳥を放し飼いにするなんざぁすごいこだわり!脱帽!麺は、普通のちぢれた麺。結構このみやなぁ。どこの麺を使用してんのやろ。あと、ほうれん草かなぁこれ。それとねぎ、チャーシュー、鶏皮の歯ごたえがとてもよかったです。
無化調でここまで出せたらすごいですよ。ホンマに。
麺処 日向(ひむか)
最寄駅:東銀座(少し歩きます)
大江戸線の築地市場駅
中央区銀座8-18-6 二葉ビル1F
※銀座中学校交差点の角です。
昼は~15時
2001年06月07日 09時32分13秒