2004年01月16日

論語物語

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孔子とその弟子たちの物語を平易な言葉で綴っている。高校時代に読んで漢文を面白く勉強するきっかけとなった本です。人としての生き方。教育とは。教師とは。いまおきている様々な教育の問題に対して大きな示唆を与える一書と思う。

レビュー

出版社/著者からの内容紹介
湖人は生涯をかけて『論語』に学んだ。二千年以上も経た『論語』の章句を自由自在に使って、『論語』で養われた自分の思想を物語に構成したものが本書で、『論語』の精神を後世に伝えたい一念が結晶している。孔子と弟子たちが古い衣をぬぎすて、現代に躍り出す。その光景がみずみずしい現代語でたんねんに描かれている。孔子はすぐれた教育者であった。教育乱脈の今日の日本にとって、本書は万人必読の書である。(永杉喜輔氏「まえがき」より)

著者紹介
1884年佐賀県生まれ。作家,社会教育家。本名虎六郎。東京帝国大学文学部卒。大学時代には「帝国文学」の編集委員として文学評論に活躍。のち台北高等学校校長となったが、1931年教職を辞して上京,大日本青年団講習所長として青少年教育に従事。1937年ごろからはもっぱら文筆と講演の生活に専念した。1955年没。主著に『次郎物語』『教育的反省』他多数。

Posted by toniyan at 2004年01月16日 18:04 | トラックバック
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