この時期になると、薬局の花粉症対策グッズ売り場は人が絶えない。」
今年の花粉は少なめ-。民間気象情報会社がまとめた“花粉症予報”によると、今年の花粉の飛散は、昨年の冷夏の影響で例年の10分の1程度になるところもあるという。花粉症の人にとっては朗報だが、少量でも症状が出る人は多い。1000億円市場とされる花粉症対策グッズは数々あれど、中には“レアモノ”として手に入りにくいものもある。うわさで人気が沸騰した果物「ジャバラ」もそのひとつ。「ジャバラ」って、何じゃ?
【冷夏の影響】民間気象情報会社・ウェザーニューズがまとめた「花粉の飛散傾向」によると、今年の花粉の飛散は、平年より少なめになるという。
昨年が冷夏だったためで、一部の地域を除いては、「低温、多雨」が顕著だった昨夏の影響から、全国各地で花粉の飛散量は昨年を大きく下回る。特に東北では極端に少なく、関東や中国地方などでも、大量飛散だった昨年の10分の1程度に収まるという。注目の果実「ジャバラ」
【注目の果実】
とはいえ、決して安閑としていられない。専門家によると、「わずかな花粉でも、症状持ちの人には影響がある」というからだ。
花粉症の人は毎年、“わらをつかむ思い”でさまざまな対策グッズの間を行ったり来たり。
舐茶や赤シソ、トマトの果皮や柿の葉に含まれる成分など、多種多様の健康食品やサプリメントが登場しているが、中でも手に入りにくいといわれる、かんきつ類の果物「ジャバラ」だ。【希少種】
ジャバラは和歌山県北山村の特産でゆずよりやや大きめだが、年間100トン前後しか生産されない。
同村地域振興課によると、食酢やドリンク、ジャムなどの加工品として、同村の地域振興策の一環で産地化が進められてきた。数年前に愛用者から「花粉症に効果がある」との情報が寄せられ、それが一気に広まり、大人気となった。
同村がインターネットでモニター調査を実施したところ、「回答者の45%が『花粉症に何らかの効果があった』との回答を寄せてきた」(同課)というのだ。【即日完売】
「朝と夜にそれぞれ猪口(ちょこ)に1杯ずつ、という人が多かったが、はちみつを加えて甘くしてドリンクにしたり、牛乳に入れてヨーグルト状にして飲んだりする人もいるようです」(同課)
昨年はデキが悪く、生産量はわずか60トン。10月1日に実やドリンクなどの予約販売を開始したが、約3000件の予約があり、わずか5時間半で完売。「若干、村内の商店に置いてあるところもあるようですが…」と、同課が舌を巻くほどの人気ぶりだ。【値段もお手ごろ】
実は1キロでおよそ900円、果汁は500ミリリットルで1500円とお手ごろな値段。「昔からあるので、急に値上げなどできませんよ」と担当者は笑うが、値上げしてもすぐに売れそうな勢い。村では「量産のため、ジャバラ畑にかなり手を入れたが、なかなか量産に結びつかない」という。【免疫作用を抑制?】
花粉症は体内の強い免疫作用で起きるとされる。和歌山県生活産業部によると、有効成分の特定には至っていないが、ジャバラには花粉症などのアレルギー症状の免疫作用を抑制する可能性があるという。(zakuzakuより引用)
今年は、花粉が少ないとの報道ですが、ジャバラは、約半数の人が効果があるらしい。花粉症の方は、一度試されたらいかがですか?