2004年01月08日

温暖化で50年後に動植物2~3割絶滅か 14機関予測

 地球の温暖化が進むと、約50年後には動植物の18~35%の種が絶滅する恐れがあるという予測を、英国や豪州など14の研究機関が共同でまとめた。8日付の英科学誌ネイチャーで発表する。

 研究グループは、2050年までの温度上昇を最小で0.8~1.7度、中程度で1.8~2度、最大2度以上と想定。欧州や豪州、アフリカ、中南米の約1000種の植物と動物を対象に、生息域の変化などから各生物の絶滅の可能性を試算した。

 中程度の上昇の場合、寒冷な高緯度や高地などに移動できたとしても約2割の種が滅びる恐れがある。移動ができないと3割が絶滅の危機に直面するとしている。

 地域別では、豪州のチョウは最大で半分以上の種がいなくなると予測。欧州の鳥も約4割が危機にさらされるという。また、熱帯より温帯域で影響が大きく、絶滅の恐れが高まるとみている。 (01/08 09:17)朝日新聞より

様々な要因から地球の温暖化は深刻だ。石油、石炭を多量に使っている現在の社会の仕組
みを転換するには、相当の努力を各方面がしなければ難しい。

実際問題、二酸化炭素などをあまり出さない原発は、エネルギー密度が非常に高く有益だが
やはり、風当たりも強く今後拡大することはなかなか困難だ。EUの議員と話したときも京都議
定書を採択したが、原発に変わる代替エネルギーはなく難しい。これはプラクティスだとも
言っていたことを見ても難しい。NGOの方と話したときは、事態を深刻に受け止めており、モルディブなど美しい島々も海底に沈む危機にさらされている。
とはいえ、地球の温暖化に歯止めをかけなくてはならない。

どのような調査を行ったか記事を読む限り詳細には記述していないので、なんともいえない
がショッキングな話だ。
当然、やるべきことを全部やらなければならないが、環境問題などは、なかなか実感が湧かないのも事実。その根底にある人の考え方を変えていかなくてはならない。
燃料電池などの水素系のエネルギーを主体とした経済社会を築くために日本の技術革新と
力が益々重要だと実感する。

Posted by toniyan at 2004年01月08日 12:00 | トラックバック
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